自己破産・債務整理の基礎マニュアル < 事例集

事例集

自己破産、個人再生、任意整理、特定調停、それぞれの債務整理法は、どういった人が利用するものなのでしょうか。ここではそれぞれの参考事例を見ていきましょう。

自己破産編
  • Y.Tさん 自営業 40代後半 妻、2人の子供
  • 収入 年収280万円
  • 債権者数 16社 総債務額 約580万円

ハンコ屋を営んでいるY.Tさんでしたが収入は少なく、2人の子供の養育費や家族4人の生活費を支払うためにクレジット、サラ金を繰り返しました。その後も業績は悪くなる一方で、増えた債務は580万円。月々36万円という返済額は、とてもY.Tさんが支払えるものではありませんでした。

最悪の選択肢までをも考えていたY.Tさんですが、思いとどまり自己破産の決断をしました。弁護士に手続きを依頼し、自己破産の申し立てを行いました。結果、同時廃止が決定、その後免責決定もなされました。店をたたんだ後、Y.Tさんは会社員に。生活を立て直すことに成功しています。
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個人再生編
  • Y.Kさん  50代前半 妻、3人の子供
  • 収入 年収450万円
  • 債権者数 14社 総債務額 約640万円

5年前に住居を購入し、住宅ローンの返済中のY.Kさん。途中勤めていた会社が倒産し、Y.Kさんは半年以上失業していました。その間に借り入れたクレジットやサラ金は予想以上に膨れ上がり、結果640万円もの債務が。住宅ローンの返済額は毎月6万円。自己破産で住居を失い賃貸となると、それよりも高い家賃になってしまいそうです。

司法書士に相談したY.Kさんは、住宅ローン特則により、住居を手放さない方法を知りました。個人再生です。早速個人再生の手続きをとったY.Kさんは、5分の1まで減額された債権(住宅ローン以外)を、3年間で支払っていくこととなりました。
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任意整理編
  • S.Aさん 会社員 30代前半 独身
  • 収入 年収350万円
  • 債権者数 7社 総債務額 約230万円

3年前に仕事を一時やめ、生活費のためにやむなく借金。その後もなかなか仕事が見つからず返済が滞り、他の金融業者からも借り入れ、結果全7社、230万円という債務を抱えてしまいました。月々の返済額は14万円で、今の給料ではとても支払切れません。

安定した収入もあるS.Aさんは、司法書士に任意整理を勧められました。利息制限法の金利に従って再計算したところ、債務は190万円まで減額。残った債務を3年間、月々5万円で返済していくことに。これで返済が可能になりました。
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特定調停編
  • A.Oさん 専業主婦 40代前半 夫、1人の子供
  • 収入 年収100万円(パート)
  • 債権者数 9社 総債務額 約260万円

夫と結婚する前に借り入れた100万円。夫には内緒でコツコツと返済を続けていたのですが、利息が膨らみパートの収入ではどうにもならず、いつしかヤミ金融にまで手を出していました。膨らんだ債務は260万円。ヤミ金融からの取り立てで、夫にもすぐにバレてしまいました。

借金を知ったA.Oさんの夫は、特定調停をしてはどうかと考えました。早速簡易裁判所に申し立てを行うことで、債権者からの取り立てはストップ。返還義務のない金銭があることも発覚し、40万円はA.Oさんの手に戻ってきました。残りの債権は、夫と協力して支払いを続けています。
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